働いている人の声

運転をすることが好きだから、という理由で介護タクシーの求人情報に応募しようと思っている人はいませんか?もしそのように考えているのであれば、少し考え直してみた方が良いかもしれませんね。介護タクシーの仕事ですが、思っているよりも可なら大変な仕事なのです。介護タクシーの利用者は、高齢者で足腰が弱くなって、自分では歩行することが困難な人も多数含まれています。また障害者の方もいますので、介助をしないといけなくなります。高齢者と言っても、大人ですから、実際に高齢者の方に身体を預けてもらうと、結構な重みがあります。この体重を支えながら自動車の所まで移動することもあります。ですから、かなり体力的に厳しいものがあります。また車いすや寝たきりの人はストレッチャーなどを使って移動しないといけなくなります。
車いすの方の場合専用の車両があって、スロープを使って、車内に引き上げることができます。最近では自動的にスロープを移動させられるような車種も出てきていますが、利用者を自動車の中に入れて、移動するまでに結構時間がかかってしまいます。通常のお客さんをタクシーに乗せて出発するまでに、かかってもせいぜい2~3分だと思われます。でもこのようにスピーディーに自動車を出すことができないのが介護タクシーのネックです。
寝たきりの方をストレッチャーに乗せて、車内に入れて出発する準備を整えるのは、10分とか15分とか時間がどうしても必要になってしまいます。なかなか効率的に業務ができません。そうすると、運ぶことができる1日のお客さんの数も決して多くはありません。また要介護者が必ずしも介護タクシーを利用してくれるとは限りません。例えば、家族と一緒に自宅で療養している人の場合、家族の運転する自動車にの手、病院に通院してしまう人もいます。また通常のタクシーでも、多少の要介護者であれば、乗せて移動することもできます。
例えば、車いすの人であれば、車いすに座っている要介護者を後ろのシートに座らせて、車いすはトランクのなかに入れてしまえば移動することもできます。介護タクシーは同じ業界の人だけでなく、他のタクシー業者などとも競争していかないといけないのです。このため介護タクシーは決してもうかりません。タクシーや運転に興味があると言うよりも、人助けをしたいとか、福祉や介護に対して興味を持っている人の方が仕事をするには向いていると言えます。