介護タクシーとは

介護タクシーと言うのは、大きく分けて2つの特徴を有しています。まず介護保険のシステムを利用したタクシー事業であるという点です。介護保険とは、介護が必要と認定された人を対象にした保険制度のことを指します。介護行為をする事業者に対して費用を支払うのですが、利用者は全体の費用のうち1割を支払えばいいことになっています。そして残りの9割については、介護保険を担当している市町村に対して請求することになります。ここで勘違いをしてはならないのは、タクシーの移送は介護行為にはなりません。ですから、タクシーの移送費用だけで介護保険の報酬を請求することはできません。例えば、要介護者が自動車の乗り降りをする時に一人では行うことができないと言う場合に介助をします。この介護行為が含まれることで、介護保険への請求をすることができるわけです。
また介護が必要な人は、自力で移動することが難しいケースが多いです。例えば車いすが必要であったり、場合によっては寝たきりの人が移動する必要がある場合には、ベッドのままで要介護者を収容することもあるかもしれません。このような車いすの人でも寝たきりの人でも収容することができるようになっていないといけません。介護タクシーは、車いすに対応していたり、寝台車両になっていたりするのです。この辺も、通常のタクシーではなかなか見られない特徴ということができるでしょう。
しかし中には、介護保険の対象になっていないタクシーで車いすの方でも収容することができるようになっているタクシーもあります。このようなタクシーは厳密には介護タクシーと呼ばれることはありません。中にはこのような介護保険の適用外のタクシーで、福祉車両になっているものは福祉タクシーと呼ばれることもあります。ただし両者を混同して呼称されていることも少なくありません。介護タクシー自体がまだ登場して時間が経過していないこともあって、その辺の言葉の浸透がまだ深くないことも関係しているかもしれません。
介護タクシーは、高齢者が多くなることもあって、ますます必要とされる可能性があります。介護や福祉の求人情報は不景気の中でも結構多く募集されています。今後は介護タクシーの運転手の求人情報もいろいろと出てくる可能性があります。運転好きで、運転を仕事にしようと思っている人は、介護タクシーの求人に応募してみるのも良いのではないでしょうか?